梅雨のカビ対策
そろそろ梅雨のシーズンを迎えますが、この時期になるとカビに悩まされる事も多くなると思います。
お住まいのカビ対策は大丈夫でしょうか?
梅雨の時期は押入や収納、浴室、洗面廻りなどカビの発生が気になるところだと思います。
カビは栄養源、酸素、温度、湿度(水分)などの条件が整うことにより成長します。
また、空気のよどみや適度な環境が一定時間続くことなども成長を促す要因となります。
空気中にはカビの胞子が浮遊しており床や壁、食品などあらゆるものに付着しています。
これらの胞子は目では見えませんが、温度や湿度(水分)などの条件が整うと
菌糸に成長し増殖することによりカビとして肉眼で確認できる様になります。
特に梅雨の時期は温度や湿度がカビの成長に適した条件となるため、
あらゆるものに付着したカビの胞子が成長しやすい季節となります。
そこでカビの発生を抑えるための3つの対策をご紹介します。
室内の湿度(水分)を抑える。
カビ対策の一番は湿度のコントロールです。洗濯物など乾燥機を使用したり、部屋干しの時は除湿等を行い水分の発生を極力抑え、また浴室や洗面廻りなど水滴で濡れている箇所は早めに拭き取るなどして極力室内の湿度を抑えるようにしましょう。
カビの栄養源を減らす。
カビは動植物などの老廃物やほこりなどあらゆるものを栄養にするため、全てを取り除くことは難しいですが、こまめに掃除を行いホコリや汚れ等の栄養源を取り除くことでカビの成長を抑えることができます。
空気のよどみを減らす。
押入や収納、家具の裏側など空気の動きが少ない場所は、カビの胞子も着床しやすくカビが成長しやすい場所となります。押入等はこまめに扉を開て換気をし、家具等は掃除ができるように壁との間に隙間を設けるなどして空気がよどまないように心掛けましょう。
もしカビが発生した場合は速やかに取り除いて、定期的に掃除をしましょう。
カビ対策を心がけて快適な住まいを目指しましょう。
住宅診断・住宅検査コラムの最新記事
- テストハンマーによるコンクリート強度推定調査について
- 新型コロナウイルス感染症対策について
- 築25年超の中古マンションでも住宅ローン減税・控除が受けられた事例
- 引渡し前に補修工事を行い、「既存住宅かし保険」に加入できた事例
- 築後20年超の中古住宅でも住宅ローン減税・控除が受けられた事例
- 今住んでいる家のひび割れや雨漏れ、傾きが気になるあなたへ
- マンション選びは耐震基準のチェックとインスペクション実施が重要
- 新築基礎工事中でも行えるインスペクションとは?検査項目や注意点を解説
- フラット35(中古住宅)を用いて住宅購入する際は適合証明が必要です
- 既存住宅瑕疵保険をご存知ですか?
- 木造住宅の木材含水率の重要性について
- 建物を蝕む腐朽菌やシロアリ(ヤマトシロアリ)が育成する4要素とは
- 中古住宅でも住宅ローン控除が受けられることをご存知ですか?
- 宅地建物取引業の改正による「建物状況調査」とは
- ホームインスペクションとは?
- 床下インスペクションで家の劣化がわかる!調査内容を知っておこう
- 戸建てとマンション、修繕費の差は?修繕費を減らすには
- マンションの耐用年数とは?耐用年数間近なら住宅検査を行おう
- 木造住宅の耐用年数は?耐震補強やインスペクションの必要性について
- 住宅購入時の強い味方、税金控除や助成金、インスペクションを活用しよう
- 耐震診断に費用はかかる?耐震診断とインスペクションの違いも解説
- 新築・中古購入の失敗例とは?
- 「住宅ローン減税」のこと、ご存知でしょうか?
- 天井断熱と屋根断熱
- 欠陥住宅を購入しないために知っておきたいこと
- 住宅購入前から、購入後の確定申告のことを考えておきましょう!
- インスペクション前でも欠陥を見つけられる!内覧会のチェックリストを作成しておこう